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「17才」(じゅうななさい)は、南沙織の歌手デビュー・シングル。1971年6月1日発売。発売元はCBS・ソニー。 == 解説 == アイドル歌手・南沙織の歌手デビュー曲である。デビューへ向けたプロジェクトの中で南と作曲者の筒美京平が初めて顔を合わせた際、筒美から「何が歌えるの?」と聞かれた南が、リン・アンダーソン(''Lynn Anderson'')の「ローズ・ガーデン(''Rose Garden'')」だけ歌える、と答え、これが元になって筒美は「17才」を書いたという〔デビュー30周年記念メモリアル特別企画CD-BOX『CYNTHIA ANTHOLOGY』(2000.6.7、ソニーレコード)封入解説書参照。〕〔南沙織のデビュー・アルバム『17才』(1971.10.1、CBS・ソニー)には、その「ローズ・ガーデン」のカヴァーも収録された。〕。 デビュー曲ながら、本楽曲はオリコンの上位にランクインするヒットとなった。また、この曲のヒットは、歌い手と同世代のファンが感情移入できる、新しいタイプのアイドル・ポップス誕生の瞬間であったと語られることがある〔ベスト・アルバム『GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織』(1998.11.21、ソニーレコード)ライナーノーツより。〕。いわゆる "女性ヤングアイドル" の基礎を築いたのが南沙織や同期歌手の小柳ルミ子・天地真理であったと語られる機会も多い〔泉麻人著『僕の昭和歌謡曲史』(2000年4月、講談社刊)、『コラムダス』(1997年9月、新潮社)参照。〕。 レコード・ジャケットでは、蟹の絵がプリントされているシャツを着ているが、これは南自身が7月2日生まれの蟹座であることに由来する。本シングル盤発売時のキャンペーンでは、蟹のマークのシールが配布されていた。また、2006年6月14日発売のデビュー35周年CD-BOX『Cynthia Premium』では、BOXに同様の蟹座のマスコット模様が施してあった。 順調にヒットを記録した結果、1971年の年末には第13回日本レコード大賞新人賞・日本歌謡大賞放送音楽新人賞・新宿音楽祭金賞など様々な賞を受賞したほか、NHKの『第22回NHK紅白歌合戦』にデビューからわずか半年で出場歌手に選ばれ、紅組のトップバッターを務めた。その映像は、上記『Cynthia Premium』に収められたDVDでも見ることが出来る。 作詞者の有馬三恵子によると、歌詞の冒頭に出てくる「誰もいない海」の舞台は、山口県防府市・瀬戸内海の富海。当時、有馬は既に40歳前後だったため、この曲がヒットしたときは周りから「40歳になってよくあのような詞が書けたね」と、半分呆れられるかように誉められたという〔テリー伊藤著『歌謡Gメン あのヒット曲の舞台はここだ』(2005年11月、宝島社刊)より。〕。 この曲のヒット以降、歌詞や作品名に「17才」が登場するアイドル歌謡曲が多く生まれた〔例として、桜田淳子「十七の夏」、岩崎宏美「センチメンタル」、あいざき進也「気になる17才」、山口百恵のアルバム『17才のテーマ』、河合奈保子「17才」(同名異曲)などが挙げられる。〕。 本人のベスト・アルバムのほか、様々なコンピレーション・アルバムに収録されている〔『1968-1974 CD選書ベスト』(1996.4.1、ソニーレコード)、『そ1970』(1999.7.23、ソニーレコード)、『青春歌年鑑 1971 BEST30』(2000.11.22、ソニーレコード)、『めざまし太陽』(2005.6.29、ソニーレコード)など。〕。2003年頃には、ブルボンより発売された食玩CD『J'sポップスの巨人たち〜フォーク/ニューミュージック黄金時代編』シリーズで、「17才」と次シングル「潮風のメロディ」が収録された8センチCDがおまけとして封入された。 B面曲の「島の伝説」は、"珊瑚礁" "ハイビスカス" など、「17才」以上に南国のイメージを持った単語がちりばめられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「17才 (南沙織の曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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